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平成20年度 中・高合同指導者研修会
〜平成20年度次期国体候補選手等育成強化事業〜
 異なる競技の中学生・高校生等の指導者が一堂に会し,指導技術の向上を目指すとともに,指導者の交流の機会を設け,指導者間の連携強化・優秀選手の把握・指導技術や情報の共有化を図り,今後の中・高一貫指導システムの構築を図ることを目的として,2月6日(金)から7日(土)の1泊2日の日程でグランドプリンスホテル広島を会場にして実施した。参加者は各競技団体から推薦された中学生・高校生等の指導者25名。1日目は「ジュニア競技選手の発掘と育成」について研修を行った。その後,情報交換会に移り,中学校・高校・競技団体の指導者が競技の枠を越えて熱心に情報交換をした。2日目は「メンタルトレーニングの導入と指導の実際」と「日常のスポーツ活動と栄養水分補給」について研修を行った。
河野 裕二 氏
「ジュニア競技選手の発掘と育成」 
広島県中学校体育連盟会長 河野 裕二 氏


 指導者は新しい指導方法が流行から不易になる時の見極めが大事である。情報は沢山あるが、誤りもある。指導理論を構築するには勉強が必要であり、私はその時間は早朝にとっている。5〜10分であれば1ヶ月に1冊の本は読める。

 為末大選手は実は読書家であった。ジュニア選手の「発掘」は2つあり、競技団体で発掘するのは沢山の方法がある。世界や日本のトップを目指すレベルの選手は小中高一貫システムの中で指導者、ドクター、トレナーなどチーム対応ができるクラブ組織で育てていかないとできないのではないか。

 もう一つ、部活動の日頃の指導の中、子ども達との係わりの中で子どもを変えていき選手を発掘すること。部活動は誰でもスポーツの価値を追及できる大切な教育活動であるので、日本の部活動は不易として可能な限り残すべきもの。

 「育成」は子ども達に目標をつくらせることから始める。意外と持っていない。目標づくりは一人に1枚は必要。B4の紙に1年間のスケジュールを入れ、目に見えるところに貼ること。心、技、体について説明するとき、大きな3角形を書いて下が心、中が体、上が技、技術、体力は練習などでつくることができるが、心はなかなかつかめない。体力・技術の土台は心(精神力)であると説明しやすい。指導者は受容の心があるかどうか。しんどい事だが、子どもの良いも悪いも受け入れ、その上で指導し、怒るときは怒る。個が集団をつくっているという意識を持って、個に目を向けていくこと。また、プラス思考でできるだけ前向きに捉えること。などを講義していただいた。




「メンタルトレーニングの導入と指導の実際」
広島文教女子大学准教授 田村 進 氏

田村 進 氏


 メンタルトレーニングは、スポーツ選手や指導者が競技力の向上のため必要な心理的スキルを獲得し、実際に活用できるようになることを目的とする、心理学やスポーツ心理学の理論と技法に基づく計画的(速い人でも2・3ヶ月かかる)で教育的な活動である。

 やる気を高めるには目標を設定すること。その効果として、パフォーマンスを進歩させる、練習の質を向上させる、願望を明確にするなどがある。能力発揮の三要素として、心(精神力)技(技術力)体(体力)で特に、心理的な精神面は戦術・作戦は競技に特化されたものでその競技をしていないとなかなか身に付かない。結果的に獲得しにくい。ゲームの重要度(覚醒水準)が中程度の時、最も高いパフォーマンスが発揮される。その時の心理状態は、やる気があった、リラックスしていた、イメージどおり動けた、集中していた等。この状態を試合前、試合中に発揮できればピークに近いパフォーマンスを発揮できる可能性があるので、そこを目指すことが目標になる。

 トレーニングの進め方として@心理的スキルの診断(アセスメント)A「やる気」を高める目標設定BリラクゼーションC集中力のトレーニングD作戦能力のトレーニングE競技前の心理的準備F競技出場G競技後の反省@にもどる。次に、目標がないと特にオフシーズン中、選手は目の前に試合がないのでだらける。今何をしておくべきかイメージできない。そのためには目標設定させる。練習が練習として意味を成すために最終的には内発的な動機付けを増すこと。自ら欲してその競技をすること。

 目標達成の原理・原則として@詳しくて具体的な目標とする。一般的な目標では評価できないA現実的で挑戦的な目標を設定する。成功確立が50%ぐらいのもの。B長期、中期、短期目標を設定し、短期目標を重視する。Cチーム目標より個人目標を重視する。D勝敗目標よりプレイ目標を重視する。自分の実力を発揮する。E目標に対してその上達度が具体的かつ客観的に評価されるよう工夫する。目標は立てただけでは意味がない。フィードバック(指導者の評価)があって効果がある。

 リラクゼーションのトレーニング方法として、腹式呼吸法、漸進的筋弛緩法、スマイル法など。サイキングアップ(やる気が足りない時)の方法として、呼吸数・駆け足・心拍数を上げる、テンポの速い音楽を聴くなどがある。集中力は自分の注意をある対象物や課題(1点)に集め、それを維持する能力で、これを高めるには、いつも持っている物の1点を意識して凝視する方法などを説明されて講義を終わられた。



「日常のスポーツ活動と栄養・水分補給」 
広島女学院大学准教授 下岡 里英 氏


下岡 里英 氏
 オリンピック選手は食事に関して非常に関心が高い。広島県の国体候補選手は4人に1人欠食がある。特に朝食。国体選手になると欠食率が下がる。指導者の食に対する意識が高いと子どもの食はできているので、正しい知識で指導していただきたい。

 1日のエネルギー量の目安として、運動している中高男子で3,000kcal、中高女子で2,500kcal前後。糖質のみでエネルギーをつくれるが脂肪は糖質がないとエネルギーをつくれない。運動を続ける(スタミナを切らさない)には糖質があるかなないかで決まる。筋グリコーゲンの回復には中〜強度のトレーニングの場合、回復期間が1日であれば体重60kgで420gの糖質が必要であること。ご飯1杯(150g)56g、イモ類(100g)20gの量がある。速やかに回復させたい場合は、おにぎり、バナナ、カステラなどが良く運動後30分以内に食べること。

 たんぱく質の必要量として体重1kgあたり2g以上は必要ないことや、魚・肉1人前約20g、納豆1パック約9g含まれバランスよく摂って、運動後はなるべく早く摂った方がよいこと。運動の強度による水分補給(10°前後がよい)として、サッカーなど(運動強度75〜100%)競技前に250〜500ml、競技中に500〜1000mlの補給が目安で尿の色が濃いと水分が足りないこと。

 水分補給と糖質補給の使い分けとして、暑い日のトレーニングや試合時のように水分補給が重要であれば少し薄めの飲料を選ぶこと。また、試合後あるいは試合の合間に糖質と水分とを補給するような飲料を取ると理論的にはグリコーゲンの回復が促進されるなど。結論として、一人の人間として食に対する適切な態度の形成や偏りなく食物の味覚の体験を豊富にすることが重要であること講義をしていただいた.

 
 
 
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