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平成22年度広島県スポーツ指導者研修会
 平成23年2月11日広島国際会議場において、約420名の参加者を得て開催した。主催者を代表して久保田文也専務理事が挨拶し、午前中はTSSプロダクション常務取締役、テレビ新広島の元アナウンサー神田康秋氏の講演「スポーツと感動」、午後からは体験講座として「自分でできるセルフケアー(足・腰・肩・呼吸法)」と「テーピング実習」を受講した。
講演「スポーツと感動」
  TSSプロダクション常務取締役 テレビ新広島 元アナウンサー 神 田 康 秋
 TSSプロダクションの神田康秋です。
私は、指導者の皆さんからいろいろなことを教わってきました。スポーツから何を学び、そのことによって自分がどのように変わってきたのかということを今日の私の講演のテーマにしたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

 スポーツ界の皆さんはまずあいさつから始まりますよね。この前、ゴルフの坂田信弘さんとお会いして色々なお話を伺いました。今、石川遼という選手は、彗星のように現れ世界の舞台に這い上がろうとしています。彼は、2007年にマンシングウェアオープンという大会で優勝しました。当時15歳の高校1年生でした。これは、日本の優勝者の最年少記録です。その石川遼が、なぜあの大会に出場することができたかということについて、坂田さんから話を聞きました。

 僕は、石川遼はあの大会に予選に勝ってアマチュアの代表として出場したと思っていました。ところが、坂田さんが言うには、「違うんだよ、神田さん、マンデートーナメントといって、月曜日に予選があるんだ。予選の予選だ。そこで大会出場権を争うんだ。出場権を持っていないプロ選手やアマチュアの選手が、僅か1つあるいは2つの出場枠をかけて戦うんだ。しかし、石川遼君は戦って残念ながらその時は落ちたんだ。」僕は坂田さんに、「予選落ちしたんですか?それじゃ何故、マンシングウェアのあの大会に出られたんですか?」と聞きました。すると坂田さんは、「そこだよ、マンシングウェアの関係者から僕は聞いたんだが、彼はね、マンデートーナメントが終わった後、大会関係者にことごとく『ありがとうございました。』とあいさつして回ったそうだ。大会関係者の中で『なんとさわやかな少年なんだ、あれは誰なんだ、あのあいさつは素晴らしい。』ということで段々と彼のことが話題になっていったそうだよ。そして、大会関係者の一人が石川遼に『もしかして、欠場者が出るかもしれない。そしたら出てくれるかな? もう1日待つことができるかな?』と尋ねたんだ。彼は『はい、待ちます。』と答えたそうだ。そして翌日、欠場者が出たために彼は出られることになったんだよ。」皆さん、プロゴルファー石川遼の人生は、ここから始まったんですよ。あいさつから彼はスーパースターの第1歩を踏み出したんです。

 プロ野球では、落合博満さん、江夏豊さん、星野仙一さん、広島では前田君ですよ。皆さんどちらかと言えば難しい人ですよ。だけど僕は、こうした個性的な人が大好きです。どうしてかと言うと、僕だけの取材ができるからです。彼らは、なかなか取材に応じてくれません。例えば、江夏豊さんが、練習の時にボールをお手玉みたいにしているんです。それがいつもなんですよ。いつもボールを持っています。「なんで江夏さんは、いつもボールを持っているんだろう?」ということを疑問に思ったんです。この疑問は、世界で自分だけの疑問なんですよね。疑問に思うということは、絶対にスクープがとれるんですよ。つまり、自分が実況する時のネタであるスクープがとれるんですよ。だから、まず疑問に思うことが出発点ですね。江夏さんに聞きました。「江夏さん、いつもボールを持っていますけど、どうしてですか?」でもその時は、何にも答えてくれないんです。でも何回も行って何回も同じ疑問を投げかけました。そうしたら、段々と向こうからあいさつをしてくれるようになるんですよ。そういう時はうれしいですよ。

 カープが難波球場で日本一になった時、あの「江夏の21球」の時ですよ。あのとき江夏さんは、取材にまったく答えることができませんでした。どうしてかというと、彼はものすごいスリルの中で集中していました。頭も心もはじけそうになっていたんです。そして、優勝しました。初めての日本一です。そこで、みんなが彼のもとに取材に行きましたが、結局一言も答えてくれませんでした。それだけ野球に集中していたんだと思います。頭が野球のことばかりになっていたんだと思います。彼は、われわれ取材陣に対して気遣いをしてくれるタイプの人ではありません。しかし、それでも人間関係をつくっていくと、ちゃんと教えてくれるんですね。

 ということで、僕はついに、江夏さんがいつもボールを持っているのは、何故かということについて教えてもらいました。「いつもボールを持っているといざという時にこのボールが言うことを聞いてくれるんだよ。」ということでした。「かっこいいこと言う人だな・・」と感心しました。さらに「僕はフォークボールを投げているけど、実は指は短いんだ。でも僕はこの短い指で僕なりのオリジナルなフォークボールを投げるんだよ。僕しか投げられないフォークボールだ。指が短いからできるんだ。」つまり、個性ということです。いわゆる自分のマイナスなところ、欠点は、自分の個性になり武器になるんだということを江夏さんから学びました。

 アマチュアのスポーツ指導者の皆さんからもたくさんのことを教えていただきました。広島はスポーツ王国、まさにそのとおりだと思います。水泳、体操、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、野球、サッカーなどいろんなスポーツを実況させていただきました。NHKのスポーツアナウンサーで広島を経験していない人はいません。それだけ、広島というところは、スポーツが盛んです。指導者も素晴らしい人たちがたくさんいます。著名な方がいっぱいおられます。それも全国規模ですよ。ですから、いろんな全国大会が広島にやってくるじゃないですか。これはすごく恵まれた環境です。

 指導者の方というのは、凧揚げの糸だろうといつも思っています。選手は凧です。凧はどんどん上がっていきますが、指導者に教えられた一本の筋を凧の背骨に入れて羽ばたくんです。バレーボールの指導者で全国レベルの優秀な監督さんがいらっしゃいました。全国大会でも何回も優勝経験のある方です。その方が、「チームを強くするためには、自分の分身をつくればいいんだ。」ということをおっしゃいました。要は、選手も自分の中に監督をつくるということですね。

 僕の実況中継の原点はオリンピックでした。僕は小学校の頃からまねることが大好きでした。
「10月10日午後4時、さあいよいよ東京オリンピック開会式入場行進であります。」という実況をNHKのアナウンサーがしゃべるんです。それを当時は、ソノシートで聞いて覚えました。映像までが浮かんできます。その夢がついにシドニーオリンピックで叶いました。社長のお付きで行ったんですが、開会式を見ながら僕は一人で実況したんです。一人でしゃべっていると涙が出てきました。夢というのはいつかは叶うんだと思いました

 学校の先生になりたいとも思いました。それは尊敬できる人がいっぱいいるからです。「先生っていいな、指導者っていいな」と思いました。そしたら、海田高校からも安芸高校からも中学校からもいろんなところからしゃべってくださいと言われようになりました。教壇に立つという夢が叶ったんです。「夢って叶うんだ」と僕はいつも思っています。自分の夢は、いつも誰かにしゃべっていると、こうしてチャンスをいただけるんですよね。

 ワールドカップバレーボールの実況中継をさせていただきました。プロ野球ニュースのメインキャスターもやらせていただきました。みのもんたさんに代わって珍プレー好プレーのナレーションをすることもできました。ローカルアナウンサーがどうしてチャンスをいただいたかというと夢を語っていたからです。そして一生懸命だったからです。

 僕は、手を抜くことはまったくありません。北海道マラソンの実況中継のときもどのようにレースでしゃべるかを徹夜で考えました。有森裕子さんが優勝しました。有森さんが泣いているんです。僕も泣きました。スポーツって最高ですよ。そして、レース後、一緒に食事をしながら有森さんに集中力をどうやって養っているかという質問をしました。彼女は鏡に向かってしゃべっていると言いました。鏡の中の自分と会話していると言いました。そして、オリンピックのインタビューで彼女は「自分を褒めてやりたい」と言いました。そのことの本当の意味を僕だけが理解できたんです。つまり、あれは「鏡の中の自分を褒めてやりたい」という意味だったんです。
皆さん、ありがとうございました。

体験講座 T
「セルフコンディショニング(上半身・下半身・呼吸)」
NPO法人 日本体調改善運動普及協会公認コンディショニングトレーナー  臼 井 吉 治
『頑張らないで体を自然体にもどしましょう』
ポイント
(1)体と対話する
(2)脱力する(力を抜く)
(3)小さく動かす
(4)筋肉に触る
(5)正しいフォーム
(6)使っている筋肉をイメージ
<上半身のコンディショニング> 
ポイント:脱力と小さく動かす
<アクティブコンディショニング>
ポイント:筋肉を意識する
<下半身のコンディショニング>
ポイント:脱力と小さく動かす
<ブレスコンディショニング>
ポイント:筋肉に触る・体と会話する
セルフコンディショニング セルフコンディショニング
 参加者の皆さんは臼井先生の指導の元、その場で熱心に自分の体を動かしたり触ったりしながら左右のバランスの違いを確認していました。

体験講座 U
「テーピング実習」         
                 T&TWAMサポート株式会社 トレーナー:4名 
                 石井鍼灸治療院 トレーナー:2名
                 株式会社オール・オン・スポーツ トレーナー:1名
 「テーピング実習」では、テーピングについての基礎講座を聞いた後、各テーブルに配布されたテーピングを使って隣同士二人一組で「足関節内反捻挫」に対する実習を行いました。

<テーピングとは?>
 解剖学的な構造および外傷・傷害の発生機転(メカニズム)などにそって身体の一部に粘着(接着)テープ、伸縮性粘着テープを規則正しく貼ったり、巻いたり
する方法のことである。
<テーピングの目的>
●外傷予防 ●応急処置 ●再発予防

<テーピングの効果>
●関節の動きを制限する ●圧迫を加える
●痛みを軽減する     ●精神的な助けとなる
テーピング実習の様子
テーピング実習の様子 テーピング実習の様子
 
 
 
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