平成27年度 中・高合同指導者研修会 |
異なる競技の中・高等学校等の指導者が一堂に会して、指導者間の連携強化と情報共有を図るとともに、今後の中・高一環指導システムの充実強化を図り、2020年東京オリンピックに広島から一人でも多くの選手を送り出すことを目標として、グランドプリンスホテル広島を会場に2月5日(金)から6日(土)の1泊2日の日程で開催した。12競技29名(中体連・高体連含む)の指導者が参加した。 |
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【第1日目】2月5日(金)
研修T「心に響く励ましの言葉がけ」(スポーツ現場に学ぶペップトークとは)
講師;岩崎 由純 氏 日本ペップトーク普及協会会長、日本コアコンディショニング協会会長
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ペップトークとは,スポーツ選手を励ますために指導者が試合前に使う言葉がけである。
優れた指導者は,目の前にいる選手が一番言ってほしいことを言うために,日々,質問力・傾聴力・斟酌力・表現力を磨いている。
ドリームサポーターとは,自分の子どもや選手,関わっている選手,友達,チーム,プロジェクトなどの夢の実現や目標の達成を心から応援する人(チーム)である。
セルフペップトークとは,自分に対して語りかける肯定的な宣言の言葉を,自分に対して意識的に良い言葉を選んで言い続けることで意識や心のあり方を変えられ,自分の望む方向,夢に向かって進んでいく方法に導くものである。
セルフペップトークにより,優れた選手は自分で成功へのスイッチを入れている。その代表例は次のとおりである。
・羽生結弦選手「OKさあ楽しもう」「絶対王者だ」
・錦織圭選手「自信を持てるショットを一つ持っていれば強くなれる」
・澤穂希選手「苦しい時は私の背中を見なさい」 |
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【第2日目】2月6日(土)
研修U「コアトレーニングの理論と実技」
講師;竹原 亮紀氏 日本コアコンディショニング協会理事・マスタートレーナー
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コアトレーニングにより,人の基本機能である直立二足歩行の再学習とクオリティを高め,全ての身体活動を通じる土台を作り,可能性を広げ,引き出すことができる。
樹木に例えると「枝葉」の部分がパフォーマンスを高めるトレーニング,「幹」の部分が体力要素を高めるトレーニング,樹木の土台である「根」の部分がコアトレーニングに当たる。土台である「機能」をしっかりと作った上に「能力」・「機能」を積み重ねる必要がある。
機能(@リアライメントAスタビリティBコーディネート)
能力(CアダプテーションDストレングス)
機能(Eパフォーマンス) |
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研修V「スポーツ指導者の役割・心得」(講話)
講師;長谷川和也 氏
(公財)広島県体育協会指導者養成委員会副委員長
元広島市立沼田高等学校校長 |
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参加指導者の感想(回答;25名)
○「ペップトーク」良かった。感動した。もう一度聞きたい。授業に取り入れたい。いつの間にかネガティブな思考を持っている自分に気付かされた。(9)
○「コアトレーニング」勉強になった。実践的な内容をもっと詳しく学びたい。(10)
○「コアトレーニング」様々なトレーニングを習得して持ち帰りたいので,実技時間がもう少しあれば良かった。 (1)
○指導者の実践発表を聴きたい。(1)
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